皆さんこんにちは。皇室の秘密です。どうぞよろしくお願いいたします。今回取り上げるニュースはこちらです。記事の一部を引用してお伝えします河野氏はまず、「天皇家は(父方に天皇の血を引く)男系で千年以上きている。続くなら男系がいい」と強調。その上で「(皇后の)雅子さまや(秋篠宮妃の)紀子さまを見て、皇室にお嫁入りしてくれる人が本当にいるだろうか。男の子を産めというプレッシャーがものすごくかかってくる」と述べた。男系男子に限った皇位継承のあり方に疑問をにじませた形だ。
さらに、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設を念頭に、「今は結婚すると女性は皇室から外れるが、女性も皇室の中に残す」と言及。それを前提に「(皇位継承資格のある男系)男子がいなくなった時は、(天皇家の長女)愛子さまから順番に、女性の皇室のお子さまを天皇にしていくというのが一つある」と語った。
河野氏は2016年10月のブログでも「男系、女系に関わらず皇室の維持を図るべき」と指摘。女性宮家の創設を可能とし、皇位継承のルールを天皇の子なら男女を区別しない「長子(第1子)優先」に改めるなど、女性・女系天皇を可能とする皇室典範見直しを提言している。
父方に天皇を持つ女性天皇は歴史上も存在したが、母方だけに天皇の血を引く女系天皇は例がない、とされる。皇室典範の1条は「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めている。(寺本大蔵)
現役の大臣が「女系天皇容認論」を口にすることは異例のことでありネット上では賛否両論が沸騰している。とりわけ男系男子による皇位継承を主張する保守派からの攻撃は凄まじく、『平成の天皇と戦後日本』(人文書院、2019) などの著者・河西秀哉准教授(名古屋大学)も「私でさえ、女性天皇・女系天皇のことを言ったら、研究室に手紙が来るから現役大臣だともっと反応があると思われる…」と呆れ果てている#河野防衛相「旧宮家復帰ならば遺伝子検査は必須町とはいえ河野防衛相は、「男系による皇統維「持を優先すべき」という立場だ。
どうしてここまで保守派が攻撃するのだろうか?元宮内庁職員の小内誠一さんは「河野大臣が一旧宮家の皇籍復帰案を否定したからでしょうと推測する。旧宮家の男系子孫を皇籍に復帰させる案は、保守派が推す唯一の選択肢だ。もしこれが不可能となれば、皇統安定化のための解決策は、女性宮家・女性天皇・女系天皇しか残されておらず、いずれも保守派が反対しているものばかりだところで、なぜ河野防衛相は男系派であるにもかかわらず、旧宮家の皇籍復帰に反対するのであろうか?Youtubeのライブ放送でその理由を「旧宮家が今の天皇家からどこで分かれたかというと1400年代だ。
600年間、[旧宮家の] 男系が続いている保証はない」と述べ、「[復帰するとなれば旧宮家の男系男子の]染色体、遺伝子の検査をして、〔現在の皇室と] 繋がっていないという話になるかもしれない。600年前の「旧宮家の」方を元に戻して、本当に国民に受け入れられるかは議論がいる手としている。男系による血統を至上命題ととするならば、当然、皇籍復帰の際にはDNA検査が必要になるに違いない。だが、もしDNA検査で男系のラインで繋がらなければ、どこかで不義の子が紛れていたことになるため「様々な問題」が起こることは容易に想像がつく。
DNA検査は必須か紙の上に記された家系図以上に遺伝子は嘘をつかない。2012年に英中部レスターで見つかった人骨のDNA鑑定 (Y染色体の検査)を行った結果、15世紀のイングランド王リチャード3世 (1452-1485) のものであることが明らかになった。だが、リチャード3世の曽祖父の兄のジョンオブ・ゴーント(1340-1399)から続く男系子孫とはDNAが不一致であった。つまり、家系図に書かれている父親とは違う父親を持つ“不義の子”がどこかに紛れていたことを意味する。
保守派が主張するように、男系の血統が極めて重要であるならば、皇籍復帰する候補者のDNA鑑定も必須となるだろう。ここで、万が一にでもDNAが一致しなければ、男系派の希望は断たれることになる。しかも、旧宮家の方々が一致しないならばま
だしも「旧宮家の方々は皆、DNAが一致するのに、秋篠宮家のそれだけが一致しない」となった場合、何が起こるのか想像すらできない。
美智子さまの重いお言葉ところで皇室の皆様は皇位継承問題にどのようなお考えをお持ちなのだろうか?かつて上皇陛下は、平成の頃「ゆくゆくは愛-子(内親王)に天皇になってほしい。だけど、自分も長く元気ではいられないだろうから、早く議論を進めてほしい」と側近に仰ったことは夙に知られる(奥野修司『天皇の憂鬱』新潮社、2019)優秀で温和な愛子さまのお人柄を知ってのご発言だろう。さる宮内庁職員は、次のようにかつての経緯を思い出す。
「平成の頃、当時の天皇陛下や美智子さまなだと皇位継承問題について何度も話し合いがもたれました。美智子さまが『旧宮家復帰となれば、DNA検査をするのでしょうか?』と問われ、『そうなる可能性はあります』と答えましたさらに『どのように?』と質問いただきましたので、『その段階にならないと解りませんが、男系を維持するためには、皇統を受け継がれる秋篠宮殿下あるいは悠仁さまと、復帰される旧宮家の方との検査になると思いてます』と答えました。